・じゅんさいの旬

じゅんさいの旬は6~7月です。
収穫は4月頃から始まり9月上旬頃まで行われます。出始めの4~6月頃にとれるものが「1番芽」と呼ばれ、ゼリー状の部分が多く、品質がもっとも高いとされています。次いで6~7月に「2番芽」、7月以降が「3番芽」と呼ばれています。「1番芽」の収穫が最盛期となる6月から7月にかけてが、もっとも美味です。

古くからヌナワ(沼縄)とも呼ばれる

ジュンサイはスイレン科の水草の一種で、深さ80~1mほどの淡水の沼や池に育ち、ハスの葉と同じように水面に丸い葉を広げています。日本の他にも、中国をはじめとするアジア一帯から、オーストラリアなどの温帯域に分布しています。日本では、古くからヌナワ(沼縄)とも呼ばれ、食用とされてきました。

収穫の風景は、初夏の風物詩

食用となるのは葉が開く前の蕾のような芽の部分芽と茎、花のつぼみを手作業で摘み取ったものです。秋田県では木舟を浮かべて「採り子」がジュンサイを収穫刷る風景が初夏の風物詩として有名です。

寒天状の膜に包まれている

プリプリする歯ごたえと、つるっとした食感が楽しめます。両端が尖った長い巻物状のものが葉になる前の芽の部分で、茶色で丸い部分が花になる蕾の部分です。それらを包み込むように透明なゼリー状の膜があります。

生ジュンサイと水煮ジュンサイ

水煮にしてパックや瓶詰めされているものと、生のままパック詰めされているものがあります。生のものは、さっと茹でて使いますが、色が緑で食感も優れています。一般的には水煮されたものが袋やビンに詰められて流通していますが、旬の時期には生のままパック詰めされたものも出回ります。

秋田の特産

主な産地は、京都では深泥池、北海道では大沼公園の沼地などがありますが、一番は、秋田県の三種町で、全国の約9割を占めています。

じゅんさいの主な栄養成分

特に若い葉は栄養価が高い

タンパク質、ビタミン、微量元素などを豊富に含んでいます。また、100g当たりのカロリーが6kcalと極めて低く、ヘルシーな自然食品として安心していただけます。

漢方の薬効がある

自然食による予防や治療を志す中国医学では、古くからじゅんさいの薬効が認められていました。胃腸、胃癌、また便秘解消の効果などの整腸作用や腸内浄化作用があり、ダイエットに効くともいわれています。

熱さましや解毒も

消炎、胃を丈夫にするほかにも、茎や葉を砕いて患部に塗ると痛みが消えるという効果もあるといわれています。

透明のゼリーにはムチンがたっぷり

ムチンは粘膜を潤し、強化する作用があります。胃粘膜を強化、胃壁を保護し、胃潰瘍や胃炎の予防・改善を促す効果があります。

おいしいじゅんさいの選び方

芽の部分が小さく、ゼリー状の部分が多いほど美味しく品質がいいとされています。

じゅんさいの下ごしらえ&保存のポイント

生じゅんさいの場合は、軽く水で2~3回洗い、ザルに上げ水気を切ります。このときヌメリが落ちてしまわないように注意しましょう。水気を切ったじゅんさいをたっぷりのお湯に通し、じゅんさいが鮮やかな緑色に変わったら、手早くすくい上げ、冷水で冷やし、十分に冷えたら水からすくい上げ調理します。

冷蔵保存

生のものは冷蔵庫で2~3日、下ゆでしたものは1週間ほど持ちます。