タラの旬

マダラは、脂がのっている冬が旬です。鍋料理にもよく用いられます。

マダラはサケと並ぶ北国の魚

大きいものだと1m以上にもなります。腹が膨らんだ形で、大食漢なところから「たらふく」食べるという言葉ができたそうです。12月から2月にかけて産卵のため沿岸にきますが、近年、漁獲量が激減し、価格が高騰しているため、輸入物も多く出回っています。

スケトウダラ(スケソウダラ)はスマート

体はマダラに比べ細長くスマートで、頭は尖っています。産卵期は11~4月で、中でも1~2月が盛期です。「タラ」と言えばこのスケトウダラかマダラを指しますが、一般に切り身などで売られているものはマダラのほうが多く、スケトウダラは主に塩漬けや干物、竹輪や蒲鉾などの練り製品に加工されることが多いです。スケトウダラの子は「タラコ」、「辛子明太子」として非常に人気が高い食材となっています。また、北海道の岩内では、スケトウダラの白子「スケダチ」でふんわり、モチッとした不思議な食感のカマボコが作られています。岩内町で昔から伝わる郷土の味で、ほとんど町外には出回っていない季節限定の希少品です。

マダラから採れる白子は「菊子」

非常にこくがあって美味しく、高級品として扱われています。しかし、スケトウダラの子が「タラコ」として知られているのに対し、このマダラの真子はそれほど有名ではないようです。

北の海で獲れる魚

山口県以北の日本海、銚子以北の北太平洋、オホーツク海に生息し、主に北海道・青森での水揚げが多いです。

タラの主な栄養成分

タンパクがたっぷり

脂肪分が少なく、お年寄りや胃腸の弱い方にも無理なく食べられるタラは肉自体、繊維タンパクが大半を占めるためにほぐれやすく、加熱してもかたくならない消化の良い食材です。効能効果:風邪予防、骨粗鬆症予防、眼精疲労緩和があるといわれています。

うまみ成分のイノシン酸やグルタミン酸が豊富

淡白ながらとても美味しい魚で、冬の鍋料理には欠かせない具材です。

ビタミンAなどが身体を守る

のどや鼻の粘膜を守り、風邪を引きにくくしてくれます。タラに含まれるビタミン類やミネラルは、青魚に比べてやや少なめながら、多くの種類をまんべんなく含んでいます。なかでもビタミンDが比較的に多く、カルシウム、リンなどの吸収力を高め、骨や歯を丈夫にし、中高年に要注意の骨粗鬆症の予防にも役立ちます。

うまみ成分のイノシン酸の分解が早いので注意

お店では、とにかく新鮮なものを選ぶ注意が必要です。

おいしいタラの選び方

なるべく大きく、体に張りがあるものがいいです。切り身であれば、うっすらと透明感が残っているものを選びましょう。古くなるほど真っ白くなり、更に古くなると黄色っぽくなってきます。

タラの下ごしらえ&保存のポイント

冷蔵できますが、魚はなるべく早く食べるようにしましょう。

タラの調理のポイント

焼き物

クセが無く淡白な白身魚なので、鮮度がよければ塩焼きもぷりっとしておいしいですが、どちらかといえば、ポアレやムニエルなどオイルと絡めるような焼き物の方がおすすめです。

揚げ物

揚げ物は、身が淡白なだけに油との相性がよく、フライやから揚げも美味しいです。

鍋物

タラといえば鍋物が定番といったイメージがあります。椀物にも合います。

白子

白子はさっと湯通ししてポン酢でというのが定番ですが、てんぷらや椀物など、いろいろ料理に使えます。白子のまったりとした濃厚な味は冬の楽しみのひとつです。